頸椎症性脊髄症 手術当日

病院に到着

4/12(金)娘っちを連れて病院に着いたのが17時を少しまわったところだった。
病院のスケジュール通り、予定者の手術が進んだようで、到着した時には父はすでに手術室で手術中。病室には母と妹がいた。
18時頃に主人が病院に到着。残業を他の人に今日はお願いして帰って来てくれたらしい。

手術中の病室

病室で待っている間、母意外は何気ない話をしながら待っていたんだけど、さすがに母は心配でたまらないようで口数が少ない。
そりゃそうだ。自分の夫だしおまけに自分も看護師だから頸椎の手術というものがいかに大変且つリスクが大きい手術かわかっているからね。
19時少し前に看護師さんが「手術が今終わったと連絡がありました。ベット周辺を整えますので皆さん一旦外に出て下さい」と2名程いらっしゃった。
何気なく母の顔を見たが、まだ覇気のない心配顔…分かるよ、その気持ち。実際本人の顔みないと安心できないよね。

手術の様子は…?

病室の外で待っていると、今度は手術室の看護師さんが「先生から説明がありますので、どなたかいらっしゃって下さい」と呼びに来た。当然母は行くのだが、母がチラっと私を見たので私もついて行った。

先生がおっしゃるにはお手本になるような手術でしたっと。出血量も少ないし、麻酔からの覚方も良好。先生からの「足の指を動かしてみて下さい」「手を動かしてみて下さい」との問いかけにもちゃんと応えることができ手術は成功しました…とのことだった。
この時点ではまだ父の顔は見てないので母も安堵しながらもまだ不安げ。というか心配から憔悴しきっていた感じ。

術後の病室…手術直後の父の様子

先生の説明が終わってから二人で病室に戻った。
ベット周辺の準備も終わっていてみんな中にいたんだけど、すぐに父が戻ってきたので再度外に。
その時に見えた父の顔は顔色も良く穏やかな表情だったな。
中に入ってから看護師さんが「まだ麻酔から完全に覚めてはいないので話しかけてあげてください。(これは痴呆防止のため)」とおっしゃったので皆で「お疲れ様。大変だったね。痛くない?」など声をかけた。
父も「おー痛くないよ。みんなありがとね。」と目はつぶったままボーっと答えていた。やっと母の表情にも安堵感が。
「痛くはないけど、何かこわばる」って言えば母が「こわばるね。でも痛くなくて良かった」と答える。こんなこと言っちゃあかんけど何か「夫婦」の姿を見たって感じがした。
娘っちが「じーじ、本当にお疲れ様。良く頑張ったね。すごいね。」って言ったら「娘っちちゃん、来てくれたのか。学校大変なのにありがとね。わー、じーじ嬉しいよ」って目は閉じたままだけどニッコニコ。
母が「Aさん(私の主人)も来てくれてるしY(私)もきてくれてる。みんなおるよ」っていったら「Aさん、仕事で疲れているのにありがとねー。」と。これを聞いて、意識ははっきりしてるなっと私は安心した。

いつ、誰が病院に泊まる?私でしょう!

看護師さんが「無意識でなんですが、やっぱり切ってるのでそこが気になるのかその部分に手がいきそうになっちゃうので、今晩ご家族のどなたか一人泊まって頂けると有難いのですが…どうでしょう」とおっしゃった。
この時真っ先に手をあげたのは私。この持病持ちの私がなぜと思われる人もいると思うが

  1. 母は翌日1日仕事だし、心配から憔悴しきっている
  2. 妹は翌日は休みだが、この日は夜勤明け
  3. 主人はシーンとすると3秒で寝ちゃう
  4. 娘っち…対象外w

この状況下で一番泊まるのに適しているのは私でしょうw
母も妹も私の持病(脳脊髄液減少症)のことを考えて「無理しなくていいって。」って言ってくれたけど、逆にこういう時くらい私を使ってよって言いたかったので言ったw
ただ問題は翌朝の薬を持ってきたなかったことと、いざという時のOS-1を持ってきてなかったこと。あと毛布の貸出とかがないので着こむものが欲しかった。
そこで3秒で寝る主人の出番!
我が家は誰も夕飯を食べてなかったので、一旦家に薬一式・OS-1と着こめるものを取りに戻って、その後コンビニで主人・私・娘っち分のお弁当を買って病室で食べるということにしたw
結果、父も眠ったり目覚めたりしてたので娘っちと話ができたりして嬉しかったみたい。
でも術後で疲れてるのは確かだし、しっかり眠らないといけないのでお弁当食べたら早々に帰ってもらった。アッシーのようだよねw

夜の病室内…父の様子

病室に二人になって父も眠っていたので22時に消灯になるまで私は持ってきていた読みたかった本を読んだり、父が無意識に手を動かしそうになった時に「首に手を持っていっちゃいけないからね」としゃべったり、息遣いが荒くないかを耳を澄ませていた。
消灯後は本も読めないのでソファーに横になって父の心電図や酸素量などを見ていた。
2時間ごとに看護師さんも様子を見に来てくれるので、ちょっとウツラウツラしても安心だった。

そうこうしているうちに外が明るくなってきたと同時に父も目覚めていた。
色々話をしていると5時33分頃にユラユラ~っと…「揺れてない」って聞いたら「おー揺れとるな~地震か」「でもこの揺れってちょっと遠いところだね。てか気持ち悪くない?大丈夫」「大丈夫大丈夫」と。後で知ったが淡路島付近でマグニチュード(M)6.3の地震だったんだね。ビックリ。そんなに大きな地震だったとは!

何事もなく翌日がきた

9時にまず主人と娘っちが、9時10分位に妹が来た。
妹が売店で朝食用のパンとカフェオレを買ってきてくれたのでワイワイとそれを食べたら、急に眠気が…と同時に私の限界がきたようだ^^;
10時半まで頑張ったがこれ以上は無理と思って妹に後をまかせて帰宅。
父も「もう大丈夫だから。ありがとな~」と…礼なんていらないんだって。無理したらアカンよ。

そして私は…はい、ご想像通り帰宅後は夕方まで眠ってしまったとさ^^;

そうそう、父は術後からず~っと「あ~オナラした」って言ってたw
「していいよ~」って言うんだけど結局私が帰るまで一度も出なかった。
でも帰る時も「あ~オナラしたい。ありがとな~」って Σ(゚Д゚)

そんな手術の日の1日でした。


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