頸椎症性脊髄症 その後(2)

術後12日目~リハビリ開始(4/23)~

理学療法が始まりました。
起立した姿勢のまま体勢をキープすることができない。というのは足が痺れてて感覚がないから。そう、まだ全く立ち上がるということができないのです。

そこで、まず理学療法で行ったのが身体を支える中心を今の身体に覚え込ませるということ。

これは一見簡単そうに思えるんだけど、何と言っても今の父は腰から上が1cmでも前か後ろに傾くと倒れると思うくらい足に感覚がない訳で「怖い」と口から思わず出てしまうほど大変なもの。
もちろん、理学療法士が腰をしっかり支えているので絶対倒れるはずはないんだけど、人間の生まれ持ったバランス感覚というのは凄いもので、それが一つ狂うとこんなにも大変なんだとあらためて痛感させられた。
また父は頭が堅い、悪く言えば頑固なので自分の思っていることをまずリセットするということから始めないといけない。これが一番難しいんだろうなって思った。

この体感リハビリだけで1時間。
歩く練習をしたとか、筋肉をつける運動をしたとか、そういうリハビリをしていないのに父はTシャツがビッショリになるくらい汗をかいていた。もちろん途中途中で休憩入れてたのに息切れもしていた。過酷だ!

疲れているだろうと思ったので「じゃあ今日はこれで帰るね」と言ったら「帰るか。うん、ありがとな」と…
いつもなら「もう帰るのか。うん、分かった。あ、これいらんか?持って行ってもいいし、食べて行ってもいいぞ」何て言って引き留めようとするのに、すんなりと…相当疲れたんだと思う。何と言っても75歳だもんね。お疲れ様。

その夜

私と入れ替わりで母が病室に行ったようだ。電話で

私:お父さん、疲れ果ててたでしょう?
母:えー?晩御飯も残さずいつも通り大食いしてたよ。
私:え?マジかw 昼寝でもしたのかな?
母:あー昼寝したって言ってたわ。なに、今日は疲れるような事したの?
私:うん、汗びっしょりのリハビリを1時間ね。凄かったよー。
母:あらそう。そんな事何にも言ってなかったわ。ふーん。
私:まぁ、頑張ってるからエライよ。
母:頑張ってもらわないと。

相変わらず厳しいな^^;
でも一番心配してるのは母なんだよねー愛情の裏返しw


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