エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート

ついに開幕!

エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート(初日)


ちゃやまちアプローズにあったツリー

ちゃやまちアプローズ/ツリー

待ちに待った「エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート」が本日18:00より開演した。

今回は

  • 初演雪組メンバーを主として構成されコスチュームは着用しないモニュメントバージョン
  • 過去20年間で上演された各組宝塚歌劇版『エリザベート』が各役のコスチュームそのままのフルコスチュームバージョン
  • 宝塚歌劇版『エリザベート』に出演した各世代各組が集まり、様々な組み合わせにより名曲の数々を送る(コスチュームは着用しない)アニヴァーサリーバージョン

の3バージョンが用意された。


申し訳ないが、私は以前のエントリーで書いたようにとにかく日本初演しか観ないので「モニュメントバージョン」の初日と来年8日にBunkamuraオーチャードホールの千秋楽のチケットを運良くGETできたので、この2公演を観ることに^^
梅芸初日は娘っちも行くといってきかないかったので一緒に行くことに。
娘っちにとっては初演メンバーを観ることは当然初めてなので、嬉しいみたい^^

いよいよ開場

17:30梅田芸術劇場メインホールへ


メインボード

メインボード

開場されてまずはパンフレットとグッズをGET!
それからメインホールへ向かったんだけど、久しぶりにあの頃の雪組メンバーを観ることができると思うと嬉しすぎて自分が当時にタイムスリップしたような感覚になった。

18:00開幕…

結論からいうとブラボーしかない!
あの「時」から20年が経過しているのにあの「時」の、否、あの「時」以上の'96年初演雪組エリザベートがまさしくそこにあった。
劇場もセットも違うのに確かにあの頃のあの雪組がそこにあり、あの頃以上のエリザベートがあったの。
衣装は自前でコスチュームなし。宝塚メイクもなし。でもエリザベートだった!
そして皆んな遜色なく歌声出る出る!何だあの方々は!そして若い!逆に20年の歳月で外部舞台で活躍しているから妖艶さが増していた。

第1幕はトークショー


'96年トート一路

'96年トート一路

今日は初日ということもあり、何となく客席に緊張感が漂っていて20年前の初日辺りを思い出した。

なぜ20年前の初日、客席に異様な緊張感があったかというと開幕するまで「男役トップスターのサヨナラ公演でトップスターが死神やるのか!」という特に紙媒体の書く内容がとても否定的だったため「一路さん大丈夫なの?」「いくら芝居の雪組でも無理なんじゃない?」「宝塚にあってないよ」などとファンの間でも期待されるどころか敬遠気味にされていたからだ。
まぁ、結果は今に至るんだけどね^^

そのため、トークも最初はいっちゃん達も客席の反応も共に緊張から固いなぁと感じた。
でもいっちゃんがラスボスのように出てきたにもかかわらず「立ち位置ここ?こっち?」と相変わらずなおちゃめな天然ぶりを発揮したことにより初演チームもあの頃の「お世話しなきゃ」モードになり固さがとれて和やかにw

トークは当初の公演が決まった時・稽古前・稽古中・公演初日など皆さんが聞きたいんじゃないかな〜という思い出話が主。

いしちゃん(轟悠)は双頭の鷲公演のため、今回はビデオメッセージのみだったんだけど、故に欠席裁判のような…www


'96年エリザベートフィナーレ

'96年エリザベートフィナーレ

お稽古の時、もちろんいつもの公演も代役が決められているわけなんだけど、このエリザベートはセリフが歌で進められていくストーリーなので声が潰れただけでも代役が必要だった。
それでその時トートはユキちゃん(高嶺ふぶき)・フランツはタカコ(和央ようか)・ルドルフはトウコ(安蘭けい)でルキーニは…タータン(香寿たつき)?ってなった時に、タータンはその時(自分も組子も知らなかったけど)組み替えが決まっていたからか自分は代役もカゲコもなかったとのこと。
じゃあ、ルキーニはだれ? となったときいっちゃんが「あの子は丈夫だから代役いなかったんじゃない?」ときり出すと今度はお花(花總まり)が「あの、声が潰れても大丈夫なお声なので…」と続き、全員が「そうだよ!きっとそう!声が潰れるようなやわな声帯の持ち主じゃないし」と欠席裁判のような結論にwww
皆んな揃って「こうい時は何が何でも出席するようにしようw 欠席裁判でなに言われるかわからないwww」とゆるゆるふわふわな雪組健在だった〜^^

その代役の話の最初にやってくれました、我らがいっちゃん。
い「私、代役なかったよ」
全「当たり前です。一路さん主役!」
い「あ、そっかwww」
はい、ナイスぼけ発信です(爆笑)

他はもう本当に書ききれないんだけど

  • タータンは1幕の冒頭に出てからはずっと楽屋で救護待機していたらしい。仮面つけて踊っている生徒が酸欠で倒れると救護班として出動し、生徒を介抱していたとのこと。
  • 当時組長だった京さんは娘であるシシィのお転婆を叱らなければならないのに「可愛いな〜」と思わずほっこりとして叱るのを忘れそうになったそう
  • 当時副組長だったナガさん(飛鳥裕)は「シシィが肖像画から出てきた時の可憐さが忘れられない。今も変わらない」と我が娘を見るかのようだった。
  • いっちゃんは宙組(2016年)のエリザを観させてもらったんだけど、オケピットからトートが出てきてビックリした→トウコから「一路さんも出てきてたじゃないですか〜」と突っ込まれる
  • そのオケピットからどうやってでたっけという話でトウコ(新人公演でトート)がはしご上がって出てきたんですよ〜格好いいトート閣下がはしごでと上る真似して会場爆笑。因みに現在ははしごではなく小さな階段みたいになっているらしい。
  • 不幸の始まりの場面でいっちゃんが歌詞を間違えたことがあって、でもその場面はいっちゃんと同じ歌詞を舞台上の人たちもカゲコも歌う場面だった。だけど瞬時に全員がいっちゃんに合わせて同じ歌詞を歌ってくれた時鳥肌がたった。団結力を感じた瞬間だった
  • 何で間違えたかというと、オケの人たちと話し込んでいて出るのがちょっと遅くなって焦ったから→話さないで下さいとトウコに釘を刺される元トップw
  • ユキちゃんは鏡の間の場面で登場するお花があまりに美しくて、お花が出てくる前にあるセリフ(歌)で「だが君を失うくらいなら、信念を破ろう」という通り「信念を破ってあ〜良かった。もう何でもいうこと聞いちゃう、と毎回思っていた」と。ユキちゃん健在!
  • メンバーが話している時後ろで当時の映像が流れるが、トウコはひたすら「私可愛い」を連発して上級生が「はいはい、可愛い可愛い」とw なんて緩いんだろうwww
  • とにかく台本はなくて楽譜量が半端なくお稽古で譜面と1週間くらい向き合うことに費やした作品は初めてだったと(あの歌の雪組でそうなのかとビックリした)。
  • 雪組子全員がピアニカを持ってあっちこっちで音とってたよね〜といっちゃんが言うと、すかさずトウコが「ピアニカじゃなくてキーボードw」お花が「吹きながら歌えないですw」ユキちゃん「またこのお方はw」と、ボケまくりのいっちゃん安定w
  • とにかくお稽古が大変だったから組子全員で時計の針を1時間早めて終わる時間を早くしてたってトウコが爆弾発言したら上級生が一斉に( *>д)♭ シーーッ!!www 実はイケコ(小池修一郎先生)が私の2列前にいらっしゃったのw
  • お稽古期間中に節分があって、雪組子皆んなでイケコに豆を投げつけた
  • イケコの結婚式の時に「折角だから何か歌って」と言われ「不幸の始まり」を組子で歌った。今も幸せそうに過ごされているから結婚式では「不幸の始まり」を歌うといいんだよって誰かが言ったらいっちゃんが「自分の時も歌って貰えば良かった」と自虐ネタを打ち込んできたヽ(´~`; ォィォィ
  • あっこちゃん(朱未知留)は普通のメイクではフランツのお嫁さんくらいのお歳に見えるからあのすんごいメイクにしたとのこと。
  • だけどイケコから「フィナーレは綺麗なメイクで出てね」と言われたので化粧変えした。しかしお客様から「ゾフィーがいない」と驚かれたとのこと。あのメークでエトワールはできないですってw
  • それを受けてユキちゃんが「どんどん鬘が大きくなっていったよね」と
  • またいっちゃんが「あっこちゃん、あの時まだ若かったよね?私よく聞かれるの。ゾフィーやった子はベテランかって」→研9でしたとのこと→「良かった、若かったで正解だった」
  • みつよさん(古代みず希)は大真面目に20年ぶりの舞台らしいがそのままのマックスだった。お花がガラコンのお稽古で「パパの肩に猟銃が見えたもん」とほのぼの
  • 京さんとみつよさんはお互いにお母ちゃん・お父ちゃんと呼ぶ仲だった
  • レマン湖の畔りでは夜のボートをお互い歌っていて切ないのに後ろにいる老夫婦はめっちゃ仲よさそうに腕組んではけていくのが憎らしかったとユキちゃんとお花。
  • 最後の証言場面では完成したのが本番1週間前くらいであまりにできなくてストレスでユキちゃんは蕁麻疹ができた。完成したときはトップと2番手が抱き合って泣いた
  • フランツはどんどんお髭が増えていくのでガムテープで貼っていたら黒子ができた。今、他の方からよく黒子とったらと言われるが、苦労した証なので取らない
  • 今でもフィナーレナンバーで変わらない振りがあって男役群舞の手を前に出して引くように回す振り付けを皆さんでやっていたのが面白くて懐かしかった。
  • ガラコンのリハでいっちゃんとお花が最後の昇天の場面だけでもう泣きそうになっちゃって本番が心配。

まだ面白いエピソードとか色々あったと思うけどこれだけしか思い出せな〜い。
数々のエピソードを聞きながら「宝塚への招待」とかで語っていたことが思い出されて、本当に参考になるものが何もない大変な中で出来上がった初演なんだけど、当時は大変さしかなかった思い出が今になってみると当人達も皆さまに愛されて良かったと実感できるようになって良かったなって思った。
とにかく皆さんが仲良しで楽しい!見ててもとても幸せになる!
他はいろんな方々のtwitterやfacebook等をご覧ください<(_ _*)>

第2幕はいよいよコンサート


日本初トート閣下(一路真輝さん)

日本初トート閣下(一路真輝さん)

とにかく圧巻!
ダイジェストで歌いつないでいくんだけど、あのゆるふわトークは何だったのと言うくらい、皆んな本気スイッチ入ってた!

  • あっこちゃんは最初はちょっと緊張していた感じだったけど、徐々にあのゾフィー様が!嘘でしょってくらいすっごい歌声。
  • とにかくあの頃のまんまの雪組というより本当にパワーアップした歌と芝居の雪組がそこにあった。
  • いしちゃんがいないのでルキーニの場面はタータンとトウコが代役。新鮮でなかなか良かった^^
  • 「最後のダンス」は今までも何度か今のいっちゃんで聴いてきたけど、今日は完璧に喉開いていてあのトート閣下がいて、いないはずの黒天使が私には見えた。
  • みつよさんのマックスも「本当に20年間舞台出てないの?」っていうくらいマックスだったし何か感動すら覚えた。
  • 子ルドルフとトート閣下の場面ではトウコが歌い終わるの待ってハケ際にスッと肩を優しく抱きながらハケたりとガラコンならではの演出なのか自然とやったことなのか分からないけど素敵だった。
  • 夜のボートは今の方がラブラブかよってくらい色気だだ漏れのユキちゃんとお花だし、歌も健在だし、なんなのあの方々Σ( ̄□ ̄;)
  • 闇広は年頭の10人の貴公子でも聴いていたのに、さらに上をいっていた二人。やっぱり初代闇広サイコー!
  • マダムヴォルフの美穂姐さんは現役生だけど、流石に20年経って本当のマダムヴォルフになっちゃってた。凄い凄いとしか言いようがない!
  • 昇天の時、歌う前からすでにウルウルのお花。歌いながら涙がポロリ。最後はいっちゃんとおでここっつんこして昇天した。

グッズとパンフレット

グッズとパンフレット

とにかく全員が凄いの。
初演から20年だよ?20年前に退団してからお母さんになって舞台に出てない人もいるのよ?
なのにあの初演の雪組エリザベートが確かにそこにあったの!
誰の歌を聴いてもどの場面をきりとっても遜色がないの!これってあの雪組が体にしみついてるってことでしょ?本当に凄いとしか言いようがないよ。

娘っちも凄いの一言だった<(*゚ー ゚*)>.: エヘン*:・←
いや〜本当に観て良かった。チケットが取れて良かった(T-T)
ありがとう雪組。

次は新年明けての1/8(日)のソワレ…要するに初演組の千秋楽を観に行きます。
また楽しみにしています^^

素晴らしき観劇納めでした<(_ _*)>


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