扉の向こう側 by 大千秋楽in名古屋

新旧雪組トップ3人共演


ポスター

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案内板

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パンフレット

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この公演は奇跡の公演だと勝手に思ってる。
雪組元男役トップスター一路真輝さん(1982年〜1996年)、同じく雪組元男役トップスター壮一帆さん(1996年〜2014年)、同じく雪組元娘役トップスター(1996年〜2002年)が共演なんて!
これって凄くない?

と、まぁ勝手にテンション上がってたんだけど、この3人マジ好きなの。
歌も歌える方々なのにストレートプレイなんてもったいないな〜って思うけど、それ以上に芝居の雪組出身者、しかもまひるはいっちゃんの最後にご一緒しているという組み合わせは心震えた〜♡


ところで「扉の向こう側」ってどんな舞台?

有名なお話だけど、詳しくはサイトに以下のように書いてあります。

『扉の向こう側』(英題“Communicating Doors”)は、イギリスを代表する喜劇作家アラン・エイクボーンにより1994年に執筆され、1995年にロンドンで初演。その後1998年にアメリカ・ニューヨークで上演、日本でも上演されています。

ホテルのスイートルームの“コネクティングドア”(隣室に繋がる二重扉)を使い、40年間をタイムワープし時代を行ったり来たりする、ドタバタ・サスペンス・コメディー。荒唐無稽でありながら、不思議な優しさと心地よさを感じる、肩の凝らない上質なコメディー作品です。

一つのドアを通じて繰り広げられる、40年の時空移動。その時々の年齢を演じ分けるキャスト陣にも注目です。

扉の向こう側公式Webサイトより

40年と書いてあるけれど、フィービー役のえりたん(壮一帆)は20年前にしか戻れず、その20年前にいるルエラ役のいっちゃん(一路真輝さん)はさらにその20年前にしか戻れないということ。
なぜなら、時空が関係しているからなのよね。

最初綺麗なピアノ演奏から始まるの。
でもすぐにSMクイーンのえりたんが話しまくってさっきのピアノ演奏はなんだったの〜〜〜というギャップから始まる(*´∀`*)ワクワクする演出w


ルエラ役の一路真輝さん

ルエラ役の一路真輝さん

あらすじは…(短くまとめられる自信がないが)


SMクイーン・フィービー(壮一帆)が呼ばれたのはあるホテルのスィートルーム。そこには70歳の実業家のリース(吉原光夫)とリースの忠実な共同事業者ジュリアン(岸祐二)がいた。
フィービーに用があったのはリース。
実は死を目前にしているリースはジュリアンには内緒で過去に2人の妻を殺した罪を悔い、懺悔の心を込めた告白文を書いていた。
その告白文をジュリアンに見つからずにフィービーにある場所へ持っていってほしいとお願いしたのだ。

しかしジュリアンにそのことを気づかれたフィービーはジュリアンに殺されそうになる。そう、実は過去に2人の妻を殺したのはジュリアンなのだった。
事件に巻き込まれて命の危険を感じたフィービーは倉庫に繋がる扉とリビングに繋がる扉の間に隠れる。
そうしていてもどっちにしてもホテルのスィートルームにいることには変わらないフィービーは何とか逃げたいため倉庫に繋がる扉を開けた。その扉の向こうに待っていたのは、2016年の同じスィートルームにいるリースの2番目の妻・ルエラ(一路真輝)だった。

最初はフィービーを不審者だと思うルエラ(当たり前w)。
しかしルエラは自分が扉を開けてタイムワープすることでリースの一人目の妻ジェシカ(紺野まひる)と新婚のリースに会うことでフィービーや自分に起こっている事態を飲み込んでいく。
(ルエラは真面目で賢い妻という設定である)

ルエラは告白文を取りに行こうとするのだが、自分の20年後にしかいけないことに気づく。そこでフィービーにリースの告白文を取りに行き、その告白文をルエラがジェシカに見せにいく。
だがジェシカは理解できずにいた(当然ですw)。
そこで賢いルエラはがジェシカにある追伸付きの手紙を書いて「ある日時」まで開けないでと言って元の時代に戻ることにした。

一方その頃ルエラの時代ではジュリアンまでもがタイムワープしてきており真実を知ったフィービーを殺そうとしていたところで1幕が終了。


2幕はフィービーを殺そうとしていたジュリアンが、勝手にバスルームの石鹸で転んでフィービーの時代のジュリアン死亡したところから始まる。
どうしようと混乱しているフィービーをルエラが優しく慰める。どこにその死体を隠したのと聞くルエラ。今自分たちが座っているソファーの下だと言うフィービー。
フィービーがソファーの下に隠しどうしようかというところにホテルスタッフのハロルド(泉見洋平)がやってきたので、ちょっと大きい声では言えないことしてたら死んじゃったのと説明しジュリアンの死体の処理を頼む。

最初ハロルドは拒むものの、ジェシカの時代でルエラが聞いた船を買う話を話して、購入資金を援助すると言ったら一気に乗り気になる。フィービーの時代のジュリアンの死体は別のスイートルームに移すことで一旦解決。

と思ったのだが、死んだのは自分の時代のジュリアンでありルエラの時代のジュリアンは生きていることにフィービーが気づき、ハロルドからマスターキーを奪い取りルエラの部屋へ行くと…まさにルエラが殺される寸前だった。

そこにルエラの時代のジェシカが登場。黒い網掛けを被ったジェシカは「私はあなたの母よ」とジュリアンに言う。実はジュリアンは実の母親までもを殺していたのだ!
ジュリアンは動揺し誤ってバルコニーから落ちて死んでしまう。
ルエラも落ちそうになっているが、フィービーとジェシカでルエラを助けた。

ルエラがなぜここへ来たのかとジェシカに問うと、ジェシカはルエラが置いて行った手紙を読んだからだと言う。
実はルエラが書いた手紙には第1子がいつ産まれるか、追伸で帝王切開で産んだことが信じる決め手だったという。因みにジェシカはリースと離婚したのでこのルエラの時代にも生きていたのだ。そしてもっと大富豪と再婚したとのことだった。

命の危険を共にしたルエラとフィービーは離れがたくなる。
ルエラはルエラの時代のフィービーに会いに行くわと言うが、施設で育っていたその頃のフィービーは本当に荒れていて酷いから来ないでと言う。
その代わり、フィービーの時代のルエラにフィービーが会いに行くと言う。
その頃私はもうお婆ちゃんよとルエラは笑うが分かったわと言って二人は扉を挟んで別れる。
フィービーと別れた後、ルエラはいいこと思いついたと慌てて準備をするが…

フィービーがタイムワープで元の時代に戻ると死にそうではない元気だが少し寂しそうなリースが居た。実はルエラが一年前に亡くなってたのだ。
しかしリースのフィービーへの第一声は「やぁ、よく来てくれたね」だった。そう、フィービーと別れた後ルエラが思いついたいいこととは、フィービーをリース・ルエラ夫妻の養子にして育てることだったのだ。フィービーは夫妻の子供になっていたのだ。←泣きポイント
ジュリアンが死んだことでリースやフィービーの未来も思い出も変わっていた。フィービーには旦那さんもいて子供もいる。幸せな家族ができていた。

リースとフィービー…二人はソファーに座ってアルバムを見ながらルエラへの思いに心をよせていた…

ここで1幕最初に流れていたピアノ演奏が…まさかここに繋がるとは!
感動感動感動の拍手(*≧▽≦)ハ☆ パチパチ♪・+:.'゚


6人が舞台に戻ってきたのでカテコかなって思いきや…なんとお歌のプレゼントが!
まぁ〜これが素敵なお歌だし皆さん歌上手だしで耳福感動。

お歌が終わると座長のえりたんが挨拶。
その後えりたんが「千秋楽ですし、皆さんからも一言ずつ…じゃあ歳の順で…」と言うと、いっちゃんがすかさず一歩前に出て
「名古屋出身の一路真輝です(ここで大拍手)。皆さんが観に来てくれてどえりゃあ嬉しいがね」とほぼ名古屋人でも使わない鉄板の名古屋弁で挨拶すると、会場からまた大拍手www
さすがですね、いっちゃん。芸歴がものをいうというかry

その後3人くらい挨拶した頃「次誰?σ(▼▼;)おれ?」みたいな感じだったので、岸さんが「歳の順やめません」と投げてきた。すかさずいっちゃんは岸さんに向き直し手を腰にあててプンプンポーズw
そのいっちゃんに気づいた岸さん、いっちゃんに土下座www←会場爆笑
なんて素敵なカンパニーなんだろう!名古屋が1回公演なんて勿体なさすぎる。

そして吉原さんが「僕は名古屋が大好きなんだけど名古屋は1日とか公演しないから東京くらいやればいいと思うんです(拍手)。あとDVDにして欲しい舞台(拍手)。皆さんの声にかかっています」とおっしゃっていた。
まさにその通り!どこの事務所でもいいからDVD化して〜〜〜〜〜〜絶対売れます!


もう面白くて楽しくてスリルがあって切なくて感動する舞台…観ることができて幸せでした。

追伸


カヅラカタ歌劇団(東海高校)からのお花きてた

カヅラカタ歌劇団(東海高校)
からのお花きてた

いっちゃんがイケコとエリザベートを観に行ったカヅラカタ歌劇団(東海高校文化祭)からのお花がきてました。終演後に少々お話とかして写真とか撮ったみたい^^
東海高校は男子校なんだけど男子ファンが増えてよかったね^^


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